英語でコミュニケーションが取れるようになる。
これはあなたが英会話の中級者になったサインです。
オンライン英会話を勉強してきてやっと講師の方々とコミュニケーションが取れるようになり、レッスンが楽しくなって来た頃だと思います。
このまま継続していけばいずれは上級者になれると思っているかもしません。
上級者への道のりは結構険しいものです。
英語の上達は使い続けることが必須です。
さらにより難しい事にチャレンジしていかなければ上級者にはなれません。
この記事ではオンライン英会話の中級者が上級者へ進むための勉強法を解説していきます。
上級者になると選択肢が増えて将来の展望が変わってきます。
就職、転職、留学など色々な目的に向かって頑張ってください。
オンライン英会話中級・上級者の英語のレベルってどれくらい?
まず整理しておきたいのが、英会話の中級者のレベルはどれくらいなのか?色々な角度から解説していきます。
自分の感覚やTOEIC, IELTSなどのスコアを参考にして現在の自分のレベルを知ることができます。
スコアを知ることは次のステップに進めたに必要不可欠です。
ダラダラと簡単なことだけをやっていてもレベルが上がっていきません。
フィリピン人講師やネイティブスピーカーとある程度会話ができる
フィリピン人講師やネイティブスピーカーとある程度会話ができると言うのは自分の感覚としてかなり満足できることだと思います。
私自身も英会話の超初心者から英語を始めました。
今思えばかなり無謀な挑戦だったと思います。
フィリピン人講師やネイティブスピーカーとある程度会話ができるレベルはある程度の会話ができて、相手が何を言っているのかある程度理解できるレベルです。
相手の言葉が理解できると同時に自分の言いたいことも表現できるくらいの語彙力もついています。
英語の勉強が一番楽しい時期だとも言えます。
この時期は世界が広がったような感覚で英語を使って外国人とコミュケーションを取るのが楽しいです。
外国人が集まるカフェやバーなどで自分のレベルを試してみるのもいいと思います。
勢いに乗ってどんどん英語に触れてください。
TOEICやIELTSで言うとどれくらい?
TOEICでは600点以上が中級者だと言えると思います。
その理由として一部の大手企業、中小企業が就職に必要な英語の基準として600点というスコアを採用している企業が多いからです。
600点から履歴書に書いてもアピールになるレベルです。
ちなみに2021年度のTOEICの平均スコアは611点です(出典 TOEIC公式サイトより)
とは言っても、TOEICにはスピーキングのパートがないので、総合的なスキルが計れません。
私の中では英語で一番大切な部分は喋ること(スピーキング)だと思っています。
一方、IELTSではどうでしょうか。
IELTSは4つのスキルを評価する試験です。
リスニング、ライティング、スピーキング、リーディングのテストが別々に実施されています。
日本ではあまり有名なテストではありませんが、イギリスやオーストラリアへ留学、移住する際には高いスコアが求められます。
下のスコア表はリスニング、ライティング、スピーキング、リーディングは0-9段階の0.5刻みで評価されます。
個別にスコアを出されて最後には総合評価(オーバーロール)が出されます。
各パートは0.5刻みのスコアが採用されて、総合評価も0.5刻みです。
オーバーロール5.5以上が中級者になるのではないでしょうか。
ですが、TOEICはスピーキングパートがないのであくまでも目安になります。
それでもやはりIELTS 5.5>TOEIC600点 になると思います。
TOEIC600点以上、IELTS 5.5くらいが中級者としての目安になると思います。
ひとまずここを目指して頑張っていください。
IELTSは試験料が高いのでIELTSのスコアが必要がない方はTOEIC600点を目指してください。
英語で夢を見たか?
私は超初心者で留学をしました。
本当に英語の知識がなく、若かったので勢いで現地の人やクラスメイト達と会話していました。
今思えば恥ずかしいことばかりでした。
少しずつ英語が聞けて話すことができるようになった時に、ホストファミリーや担任の先生から『英語で夢を見た』と聞かれました。
『まだ』と答えると、『まだまだね』と言い返されました。
おそらく『英語で夢を見る』ことは上達している証拠になるのだと思いました。
ある日、やっとその日がやってきました。ホストファミリーに『英語の夢を見た』と話すと『おめでとう!』と言われて喜んでくれました。
クラスメイトや日本人の友人にも聞くと同じことを言われたとみんなで共感したことを覚えています。
『英語で夢をみる』ことは英語の上達の第一歩だと思います。
英語で口ケンカができるか?
日本では英語で口ケンカをする機会がないかもしれません。
もし海外旅行に行く機会があれば挑戦してみてください。
英語でケンカをするにはある程度語彙力とちょっと悪い言葉を覚えておく必要があります。
怒っているときに使う英語なんかを準備しておくといいかもしれません。
頭に血が登っているときはいつも以上に開放的になるので英語がすらすら出てくることがあります。
お酒を飲んでいる時も同じことが言えます。
たまにはリラックスして英語を話すことも大切なので、リラックスできる場所も見つけておくといいと思います。
英語が喋れるだけで中級者と思ってもいい?
上記の IELTSのところでも書きました。
英語のスキルはリスニング、ライティング、スピーキング、リーディングになります。
4つのスキルがあって初めて成り立ちます。
スピーキングが一番大切だと上記の段落で書きましたが、スニング、ライティング、リーディングのスキルが高いことに越したことはありません。
海外のお客さんとの取引ではメールも英語で書かなければなりませんし、その英文を読み取る力も必要です。
リスニング、ライティング、リーディングの3つのスキルもレベルアップしていきましょう。
語彙力や文法はどうのか?
中級になると語彙数が3000語から5000語くらいになってきます。
文法の方も結構難しい表現が増えて、使う場合も複雑になってきます。
基本に戻って一つ一つ覚えていきましょう。
上級に向けて覚えていく事は単語だと思います。
文法は使っていればどうにかなりますが、単語をなかなか覚えることができません。
単語帳などを作って音読したり、書いて覚えてみたり工夫してみてください。
レッスンで使ってみてもいいと思います。
丁寧さや正確性
丁寧さや正確性はIELTSの試験の評価の一つになっています。
単語をちゃんと覚えているか、文法の時制などは正しいかなど、英語の綺麗さ?と言っていいのかわかりません。
丁寧で正確な英語は聞きやすいし気持ちがいいものです。
もし英語の試験(IELTSやTOEFLなど)を受ける予定のある方は丁寧で正確な英語を身につけましょう。
高いスコアを取るために必要なのは丁寧で正確な英語です。
英語脳はできているか?英語→英語
『英語脳』ができると英語で物事を考えることができるようになります。
ちょっと『英語脳』って何と思うでしょうが、英語の脳が出来なければ上級者への道のりがかなり険しくなります。
英語の辞書(英語→英語)を使ってわかるようになると英語脳の発達に役に立ちます。
最初は分かりづらいかもしれませんが、使っているうちに慣れてきます。
『英語脳』とは 英語を日本語に直さずにそのまま英語で理解することです。
例えば、『りんご』が机の上に置いてあって、頭の中で脳が日本語で『りんご』と認識します。
それを英語で認識することを『英語脳』と言います。英語の場合は『Apple』なので、頭の中で英語で認識できればいいのです。
英語漬けの生活なら強制的に英語脳はできていきますが、日本で生活しているとなかなか英語脳を作るのは難しいかもしれません。
生活を工夫すると英語脳ができる
日本で生活していても英語脳をできます。少しトレーニングっぽくなります。
生活の中に英語を入れて生活するといいと思います。
例えば、自宅では海外のニュースやドラマしか見ないとか、外国人が多く住むゲストハウスに引っ越すなど、日本でも英語に触れる生活ができます。
私はどちらとも挑戦したことがあります。
テレビはBBCかCNNのずっとつけたままにしていました。
できるだけ日本語のテレビは見ないようにもしていました。
そしてレアジョブのレッスンを毎日25分。
ゲストハウスでは、比較的大きめ物に住み、外国人が半分くらいの所を選びました。
都内だと規模が小さく交流がなく、自分の生活に集中している人が多いようです。
ですが、横浜などのゲストハウスは比較的に住人同士の交流があり、毎週末にはリビングで食事やテレビ鑑賞をしていました。
中級者になったらゲストハウスや英語の環境へチャレンジしましょう
日本国内でも多少のリスクがあっても英語の環境へ身を置きましょう。
その方が英語の上達には効果的です。そこで日本国内で英語の環境づくりに適しているのがゲストハウスです。
ゲストハウスには海外から働きにきている方や留学、観光など色々な目的で日本に滞在している外国人が住んでいます。
やはり、多くの外国人の方が住んでいるので英語を使う場面が多くなります。
共同生活なので少なからず交流はあります。
そこで英語を使って交流することであなたの英語も上達します。
一人でアパートで生活するより遥かに英語に触れる生活になるのでおすすめします。
東京都内ゲストハウスおすすめするエリア
東京都内のゲストハウスは私の経験からするとおすすめしません。
その理由は住人の方の警戒心が強く、交流する機会があまりなかったことです。
それに比べて、横浜のゲストハウスは住人通しの交流が頻繁に行われていましたし、みんな本当に仲がよかったです。
日本人と外国人の数のバランスも良く比較的建物内の治安もよかったです。
ゲストハウスで注意すること
日本で生活をしている外国人の中には自分の生活に干渉されたくない方もいます。
特に文化や宗教が違うので日本人と接するように接するとかなりの拒否反応を起こす方もいます。
まずは距離を保って、相手を大事にしてください。
英語の事ばかり考えて相手への敬意を忘れては信頼関係ができません。
まずは住人の方々との信頼関係を築いてください。
外国人の住人の方の中には日本語を学びにきた方もいます。
そんな方と出会えるとラッキーです。
日本語を教える代わりに英語を教えてもらう。
言語交換みたいなことができればかなりラッキーです。
日本語を勉強したい外国人を探すのも一つの方法かもしれません。
中級者からはネイティブ講師に変えるべきか?
中級まで来てフィリピン人講師とも問題なくレッスンが受けられるようになり、ネイティブ講師に挑戦してみようかなと思っている方も多いと思います。
私の意見は、無理にネイティブ講師に変える必要はないと思います。
理由は、レッスンの料金も上がるし、ネイティブスピーカーならカフェやバーに行けば話すことができるからです。
そのままフィリピン人講師でレッスンを継続して、ネイティブスピーカーは他の場所で話すのがいいと思います。
もし、IELTSやTOEFLなどの英語の試験を受ける必要がある方はネイティブ講師へ変更してもいいと思います。
英語の上級者になるための勉強法
中級者からは成長のスピードが少し遅くなるので、自分が成長していないんじゃないかな〜って思うこともあると思います。
成長を実感するためには負荷をかけるといいです。
英語の試験のスコアを上げることを目標にしたり、海外の大学の単位コースを受けたりすると違った刺激にもなるのでチャレンジしてみる価値はあります。
海外ドラマや映画を見る
私の最初の留学先はイギリスのロンドンでした。
その当時はまだ簡単にインターネットが使えなかったために辞書やテキストを主に使って勉強していました。
もちろんスマホもありませんでした。
テレビの英語も聞き取れなかったので、DVDを買ったり、借りたりして英語の字幕付きで勉強していました。
友達とシェアして色んなDVDを見ていました。
リスニングやスピーキングの練習にもなったので、海外ドラマや映画で勉強することをおすすめします。
今なら簡単にスマホやタブレットでダウンロードできるので勉強もスムーズすることができます。
Apple TV
英語のニュースや記事を見る
スマホやタブレットを使って英語の記事を読むとリーディングの練習になります。
私の場合、一番苦手なのがリーディングです。
読んでいると絶対にわからない単語があるので、いつもわからない単語でストップして苦戦していました。
大学の単位コースや英語試験に挑戦する
大学の単位コースならIELTSやTOEFLのスコアが必須ではないので、自分の興味のある科目を履修するのをいいかもしれません。
自分が習ったことでも英語で授業を受けるとまた違った感じになり、かなり新鮮です。
できれば、同じコースをとって外国人のクラスメイトと交流ができればまたさらに勉強になります。
MBAやマスター(修士)を目指している方には準備として単位コースを受けてもいいと思います。
ゲストハウスで英語を学ぶ
ゲストハウスでも英語を学ぶことができます。
ゲストハウスには外国人が多く住んでいます。
外国人の方とハウスシェアすることで、色々な場面で英語を必要になれます。
自分一人で暮らすよりも楽しい生活が送れます。
英語→英語の辞書を使う
英語脳の事は上記で少し話しました。
英語脳を作りには積極的に英語で物事を考えるようにしてみてください。
日本語に変換せずに英語で物や事をそのまま認識できるようにトレーニングしましょう。
分からない単語などは英語→英語の辞書で調べるようにして、頑張ってみましょう。
最初のうちは慣れませんが、慣れてくると楽しくなってくるので、継続してみてください。
まとめ
中級者になると色々ことが英語で理解できるようになります。
もちろん聞くこと、話すことができるので、カフェやバーなどで外国人と話してみようと思う方もいると思います。
積極的にチャレンジしてくことでさらに成長できます。
具体的な提案は
ゲストハウスに引っ越して、外国人と共同生活をしてみよう。
英語→英語の辞書を使って英語脳を作ろう
海外の大学の単位コースやTOEIC、IELTS、TOEFLを受けてみよう
中級者になると色々ことにもチャレンジできるので本当に日々の生活が楽しくなります。諦めずに英語の勉強を続けましょう。