台湾総統選は通常、4年ごとに行われます。
主な政党は中華民国(台湾)において中華民国国民党(KMT)と民進党(DPP)です。
これらの選挙では、中台関係、経済政策、社会政策などが重要な争点となります。
さらに今回は第三局の政党民衆党の柯文哲元台北市長も参戦し、激戦が予想されています。
グーグルの画面も選挙モードになっています。
台湾総統選挙の3人の候補者
現政権の民進党 頼清徳 副総統(64)
国民党 侯友宜 新北市長(66)
台湾民衆党の柯文哲・前台北市長(64)
上記の3人です。
簡単に3党を説明すると、現政権は台湾独立派で中国からは距離のある政党です。
中国とは対立関係にあるため経済政策に不安があります。
日本との関係は良好で、今回の石川県の能登地震ではいち早く募金(約14億円)を送ってくれました。
それから野党第一の国民党は親中派が多い政党です。
今回の政策には対中政策では賛否両論ですが、台湾では支持層が安定している政党でもあります。
ただ、最近はこれと言った政治家が出てこないことが課題ではないでしょうか。
そして、第三局の民衆党です。
リベラル思想ですが、どちらかといえば親中派と言っていいでしょう。
若者からの支持も多く、今回のダークホース的な存在です。
私としてなかなか本性が見えない?政党に思えます。
台湾総統選が与える日本への影響
やはり中国よりの政党から総統がでれば、その流れで中国のとの距離がぐっと近くなることは間違ありません。
台湾海峡や軍事の面から見ても日本と台湾の総統選は切っても切れない関係にあることがわかります。
来る日は2024年1月13日(台湾総統選の投票日)
私が住んでいる台北市でも選挙の色が出てきています。
ですが、不思議なことに数回前の総統選に比べると静か?っという印象です。
(上記の写真のように自宅のロビーが投票所になっています。明日は多くの人で一杯になることでしょう)
さあ結果はどうなるのでしょうか?
現地台湾に住む日本人がやってはいけないこと
現地に住む日本人の間では、選挙のことは口に出して言うものでないと言うことが通説です。
特にビジネス面では取引先がどこの政党を応援しているのかを気にして、たとえ応援している政党があったにしても口には出さないようにと台湾に長年住む方々に言われてきました。
14年住む今でもそのことを守っています。
投票所は混雑しています(2024年1月13日)
私が住んでいるビルでも2ヶ所臨時投票所が作られています。
朝からたくさんの人が出入りしています。
警察や警備の方がいたりして、まわりはかなり緊張しています。
投票の締め切りは16時で、その後すぐに開票作業に入ります。