ワニのロゴといえばラコステ。
このワニが有るのと無いのじゃ、服の価値が全く違うものになってしまう。
でもこのワニのロゴの誕生にはあるテニスプレイヤーが関わっていました。
私たちが何気なく着ているラコステのポロシャツには創設者のひらめきと彼の性格が大きく影響を与えたことは間違えありません。
この記事ではラコステのワニのロゴについて解説します。
ワニは意外なことで誕生したことやロゴのワニはどうやって作られているのか紹介します。
ラコステのワニはこうして生まれた
ラコステといえば左胸に刺繍されているワニのマークですよね。
実はこのワニの誕生にはこんあ秘話が残されています。
デビスカップ(現在も行われている)という国対抗の国際大会があります。
ルネラコステが当時強豪のオーストラリア代表のアンダーソンと対決する際に、ルネラコステとフランス代表のキャプテンだったピエールジルーとワニ皮のスーツケースを賭けたことがメディアの耳に入り話題になりました。
残念ながらワニのスーツケースを手に入れることはできませんでしたが、ルネのプレースタイルが並外れた集中力で喰らい付いて離さないことが定着しワニ『The crocodile』の愛称がルネにつけられるようになりました。
そんなルネの愛称からラコステのロゴにワニのマークが採用されるようになりました。
そのワニのマークは昔も今も変わることなく左胸から私も見つめています(笑)。
ラコステの創設者ルネラコステってどんな人
ラコステのウェアばかりに気をとられていますが、創設者のルネラコステはテニスプレイヤーとしてもすごい成績を残しています。
ルネラコステの成績
シングル
全米 3勝
ウィンブルドン2勝
全仏 2勝(2連覇)
通算7勝
この成績を見て貰えばわかる通り、現在に例えていうなら、ナダルやファデラーなどに匹敵するくらいの強さです。
しかも、ダブルスにも出場しており全仏2勝全米1勝の通算3勝もしています。
現在ではシングルも勝って、ダブルスも勝つことなど不可能です。
それだけルネラコステはすごい選手でした。
引退後は通算7勝のグランドスラム獲得が認められ、国際テニス殿堂入りを果たしています。
ラコステのワニは意外と手がかかっている
何気なく着ているラコステのウェアですが、意外と手間がかかっていることはなかなか知られていません。
特に左胸に刺繍されているワニのロゴは手間がかかっています。
ワニのロゴには約1600のステッチが必要
ラコステのロゴのワニはミシン縫い、手刺繍の種類の方法では作られています。
どちらの方法でも約1600のステッチが必要です。
約1600のステッチで刺繍されたロゴこそが本物のラコステのシンボルになります。
ラコステのロゴが刺繍される動画がありますのでご覧下さい。
フランスワニ対香港ワニの戦い
クロコダイルというブランドを聞いたことがありますか?おそらく一度は見たことがあると思います。
ラコステによく似たこちらもワニをロゴにしたブランドです。
右向きがラコステ、左向きがクロコダイル
ラコステとクロコダイルを見分けるは簡単で、右向きがラコステ、左向きがクロコダイルです。
パクリ!パクってない!長期間にわたる『ワニ闘争』
両者は長年にわたり、各国で商標権の侵害を理由に訴訟を繰り返してきました。
日本においては高等裁判所の判決により両者は和解契約で幕を閉じました。
私達からするとどちらもワニなのですこし紛らわしいことがあります。
さいごに
ラコステのワニのロゴは創設者のルネラコステが自ら呼ばれていた愛称を採用され現在でもラコステの愛用者からは愛着を持たれています。
類似品もでてきましたが、ブランド歴史、ポロシャツが開発された経緯などを見てもラコステにはかないません。
今後もラコステは多くの人々から愛されていくことでしょう。