2021年月26日に台湾の外僑永久居留證(APRC)をゲットしました!
私は台湾に住み始めてもうすぐ14年目になります。
えっ?10年も住んでまで永久居留証を取ってないの?と思った方もいるかもしれません。
実は一回申請に失敗しています…
なぜ申請に失敗していたのかというと、年183日以上の滞在を間違って計算していたからです。
2012年に台湾で起業して、いわゆる起業(ラオバン)ビザを取得し、台湾で起業家として頑張ってきました。
外僑永久居留證を取るまでには山あり谷ありでしたが、今回やっと外僑永久居留證が取れたので水に流すことにします。
そこで今日は、外僑永久居留證の申請方法を解説していきたいと思います。
申請ができるまでの要件や申請の際に必要な書類などもまとめてみました。
これから台湾の外僑永久居留證を目指して移住したい方やまもなく申請ができる方の参考になれば幸いです。
台湾の永住権『外僑永久居留證』(APRC)に申請するための条件とは?
まず台湾の永住権にあたる『外僑永久居留證』に申請するための条件を解説していきます。
『外僑永久居留證』に申請するには以下の条件のいずれかを満たす必要があります。
誰可以辦(申請が可能な人)
一、申請永久居留,外國人應於我國合法連續居留五年,每年居住超過一百八十三日之期間屆滿後,二年內申請。
(台湾おいて合法的かつ連続5年間居留しており、
毎年の居住日数が183日を超えていること。
満5年から2年以内に申請。)
二、居住臺灣地區設有戶籍之國民,其外國籍之配偶、子女亦可適用在我國合法居留十年以上,其中有五年每年居留超過一百八十三日之期間屆滿後,二年內申請。
(台湾に戸籍のある国民の外国籍の配偶者と子供で、
合法的に10年以上居留していること。
また10年のうちの5年で、
毎年の居留日数が183日を超えていること。
条件を満たしてから2年以内に申請。)
出典:https://www.immigration.gov.tw/5385/7244/7250/7317/永久居留/30029/
私の場合は一番の方を満たしていましたので、一番で申請をしました。
注意してほしいことは、この5年間の中に学生ビザ、ワーキングホリデービザ、観光ビザなどは含まれません。
連続して同じビザを持っていることが重要です。
私の場合はラオバンビザを9年間所有していたので永久居留証の申請ができました。
183日以上の壁
冒頭でも書きましたが、私は一度申請に失敗しています。というのも183日の計算を間違っていました。
以前は台湾へ入国した日もカウントされると思い、入国して日もカウントしていました。
そして、一回目の永久居留証の申し込み時に183日にある年が183日に全然足りていなかったことが発覚。
その瞬間全身からちからが抜け、絶望的な状況になりました。
せめての救いは、権利が失効したのが2年前だったので残り3年我慢すれば申請ができるということ。
ショックから立ち直るのにかなりの時間がかかりましたが、なんとか踏みとどまることができました。
正しいカウントの仕方は、入国した日はカウントしせず、出国した日をカウントする!
ここは文字を大にして書いておきます!
申請に必要な書類
要帶什麼(必要書類)
- 外僑永久居留申請書。
永久居留証申請書
二、彩色照片一張(同身分證規格)。
写真 1枚 (移民局の地下1階で撮れます)120元だった思います。
三、新、舊護照正本、影本一份(正本驗畢發還)。
新旧のパスポートのコピー(事前にコピーしていきましょう)
四、外僑居留證正本、影本一份(正本驗畢發還)。
現在もっている居留証裏表のコピー(事前にコピーしていきましょう)
五、健康檢查合格證明一份(健康檢查表須使用衛生福利部公告目前國內各大醫療院及其新增體檢醫院名單)所使用之「健康檢查證明應檢查項目表」(乙表)。
健康診断書は、台湾国外への出張や旅行が一回で3ヶ月以上の方のみ必要です。
六、財產或特殊藝能證明一份。
納税証明書(国税局が発行してくれるブルーペイパーの紙)もしくは会社から発行された給料証明書
七、最近五年之本國及我國警察紀錄證明書一份。
いわゆる無犯罪証明証明書(良民人)
日本の無犯罪証明証明書は台湾国外への出張や旅行が一回で3ヶ月以上の方のみ必要です。
九、其他相關證明文件,根據居留事由不同而有所差異,文件係於國外製作者,應經我國駐外館處驗證,其係國內外國駐華使領館或授權機構製作者,應經外交部複驗:
(二)應聘:
1.工作核准函。
就労ビザの許可書
2.一個月內之在職證明。
1ヶ月以内に発行された在職証明書
(五)公司負責人:
1.經濟部核准函。会社設立の際の経済部の許可書
2.外國公司(變更)登記表或外國公司辦事處設立(變更)登記表。会社の登記簿
出典:https://www.immigration.gov.tw/5385/7244/7250/7317/永久居留/30029/
1外僑永久居留申請書
2写真 1枚
3新旧のパスポート コピー
4現在使用している居留証 コピー
5健康診断書が必要な方は健康診断書
6日本及び台湾での無犯罪証明書
7財産を証明できる書類(納税証明書か給料明細)
8会社設立の際の経済部の許可書
9会社の登記簿
上記に加えて就労ビザの許可書と在職証明書も加えて提出しました。
5は台湾国外への出張や旅行が一回で3ヶ月以上の方のみ必要です。それ以外の方は必要ありません。
6は台湾国外への出張や旅行が一回で3ヶ月以上の方のみ必要です。それ以外の方は台湾国内の分だけ提出すればよい。
会計士さんから準備して貰う物はあるのか?
今回の永久居留証申請の際に会計士さんからは特に準備してもらったものは給料明細でした。
1月の申請の場合には去年の納税証明書が取れないので、代わりに給料明細を出す必要がありました。
台湾で言うと「扣繳憑單」です。
給料明細と少しニュアンスが違いますが、自分の給料がどれくらいか確実に証明できます。
その給料明細だけを準備してもらいました。
申請料は10000元
申請料は10000元です。高いような安いような... とくかく10000元払ったら、これからビザの更新などはないので、得になると思っていいと思います。
もし申請にダメなら10000元は戻ってきます。
永久居留証の必要要件も就労ビザとほぼ同じ
就労ビザの方で永久居留書を申請したい方は上記を参考にしてください。
起業ビザ(ラオバンビザ)とほとんど変わりません。
ラオバンビザに比べると準備する書類が少しだけ少ないので、楽かもしれません。
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事前に移民局に確認に行く
必ず申請前に一回移民局に相談に行った方がいいと思います。
そして、本当に自分が永久居留書を申請できるのか確認をした方がいいと思います。
移民局のスタッフの方は意外と親切なので、きちんと教えてくれると思います。
さらに色々と聞きたい方は電話で問い合わせをするのもいいかもしれません。
ついに申請の時
申請には人が少ない午前中をおすすめします。
午後になると20人、30人、40人待ちってこともあるので、絶対に午前中をおすすめします。
そして、全ての書類は必ず準備していきましょう。
コピーはありますが、時間を取られるの何でも事前準備が鉄則です。
全ての書類を揃えていれば、大体15分くらいで終わります。
永久居留書に慣れていない係員の場合は先輩に聞きにいったりするのでもうすこしかかるかもしれません。
私の場合は、慣れていない係員だったので、隣にいた先輩に相談しながら進めていきました。
それでも15分くらいで申請が終わりました。
最後に誓約書を書いておしまい
申請が終わり、別の場所で書類の整理をしていたら、先ほどの係員が慌てて走ってきました。
かなり動揺したのですが、ただ誓約書を書いてもらうのを忘れていただけだったので、誓約書を書いて手続きが完了しました。
申請結果が出るまでは14日間?
ホームページには14日間で結果出るってかいてあるけど、今回窓口で言われたのは1ヶ月。
いやー1ヶ月は長いな〜って思ったけど、仕方ないから待つか〜って気分でした。
ですが、実際にかかったのは10日間です。
移民局から申請結果が届いたの申請したから10日後でした。
結果は許可だったので、すぐに移民局に行きました。
ですがカード(永久居留証)ができていませんでした。
まず郵送されてきた書類に記載のある係員に電話して、詳しいことを相談してくださいと言われて、少し恥ずかしい思いをしました。
窓口の係員に『来るのが早ずぎる』と言われました(赤顔)。
それから、書類にかかれている番号へ電話をし、これからのスケジュールとカードをもらってからの手続きなどについて教えてもらいました。
カードは許可が降りてから、大体7−10日で受け取れます。
トータルでかかった日数は、申請が10日+カード作成で7日=17日間で全てが完了しました。
カードの受取方法
1 移民局から届いた書類(上記の写真の書類)
2 10000元のレシート
3 現在使用している居留書
この3つを持って移民局の受け取りカウンターへ行きましょう。
受け取った時に空港の自動ゲートの手続きも忘れないように行いましょう。
まれに面接があることがあります
一昔前には面接があったようです。
ですので、面接が万が一ある場合は審査期間がながくなることがあります。
その場合も考慮して余裕も持って申請に臨みましょう。
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