長崎県にある波佐見町は、佐賀県有田市に隣接する小さな町です。
有田市は言わず入れた陶器の町です。
有田は150年以上続く窯元が多くあり、現在でも日本の陶器を代表する地域です。
その隣にある波佐見も有田と隣接していたこともあり、昔から地元長崎や九州の人々の間では陶器で有名な地域です。
鑑賞用や業務用は有田焼で、家庭で使うには波佐見焼などという印象がありました。
ここ最近は波佐見焼の人気が上がってきています。
その理由としては、東急ハンズや無印良品で販売やコラボ商品を出したこともあって全国的に波佐見焼の知名度が上がってきました。
話題性だけではなく、波佐見焼の使いやすさやデザイン性などが認められてきたことも重ねて伝えておきたい部分です。
それから、カフェなどで業務用としての用途があがってきたこともあげられる要素だと思います。
各窯元さんもオシャレなカップやプレートの製作し、ファッション雑誌などで紹介される機会も増えました。
ファッション雑誌に載るたびに好奇心をあたえられ、どこの窯元が製作した陶器なのか気になります。
これからますます波佐見焼を使う方が増えて欲しいという願いも込めてこの記事を書きました。
波佐見焼の魅力〜西海陶器の紹介
今回私はこの記事を書くに至り、三回ほど長崎県波佐見町を訪問しました。
その中で波佐見に隣接する有田や武雄も一緒にまわることにしました。
有田に関しては、以前数回ほど行ったことがありました。
和食器や洋食器ともに文句の付けようがないほど、完璧な仕上がりです。
どこの窯元をまわっても必ず欲しくなるのが有田焼の魅力だと思います。
ただ、有田焼は値段が高いので簡単には購入することはできません。
窯元さんの直売所では少しの割引がありますが、それでもまだ高めなので、買うのには少しばかりの勇気が必要です。
有田の窯元をまわり波佐見に行くと、有田焼との比較ができて波佐見焼の魅力を存分に感じることができます。
それは、肩の力を抜いて作品に触れたり、価格も十分手の届く範囲なので購入することもできます。
値段は有田焼きの半分から三分の一ほどで買うことができます。
作品の手間や技術のことを言うとそれなりの違いはあると思いますが、家庭で毎日使うのには満足できるデザインや品質だと思います。
その波佐見焼の中でも特別な存在が西海陶器だと思います。
歴史、陶器の品質、デザインなど、どれを取っても予想以上です。
特に私が驚いたのは、和食器から洋食器まですべて網羅していてかつ現代的でオシャレなことです。
グッドデザイン賞受賞 波佐見焼 西海陶器のCommon(コモン)は何がいいのか?
三回ほど波佐見を訪れた中で、一番目を引いた作品は西海陶器さんのCommon(コモン)シリーズでした。
Commonは、料理を盛る、運ぶ、洗う、収納する。
日常の全てのシーンで食器の使いやすさと心地よさを考えてコモンは製作されました。
コンセプトは、見たことのない普通の食器です。
私たちの生活をシンプルかつ機能的にさせてくれる食器だと思います。
デザイナーに角田陽太氏を迎え、西海陶器さんを中心にガラスウェアは東洋佐々木ガラス、カトラリーは燕振興産業とのマッチアップで日本の確かな技術が込められています。
しかも、コモンは発売を開始を始めた2014年にグッドデザイン賞を受賞し、注目されるきっかけを作りました。
グッドデザイン賞を得たことで、自信と信頼を持って私たちの食卓にコモンという食器を届けることができたのではないかと思います。
Common(コモン)の魅力と特徴
コモンの魅力は、まず使い易いと言うことです。
カラーバリエーションも豊富でイエローやネイビーは斬新なカラー使いだと感じました。
家庭の食器棚や食卓に並べるとテンションがあがり、使うたびに食器から元気をもらえそうな気がします。
サイズ展開も細く刻ませていることも特徴の一つです。
一人暮らしから、カップル、そして家族で使うことを考えて色々なサイズ展開もされています。
同じカラーでサイズ違いで買うこともできます。
統一感を出してい人には特におすすめできるシリーズです。
パーティー用のサイズも用意されているので、サイズ違いで持っておくのも良いかもしれません。
波佐見には西海陶器のカフェがある
西海陶器は直売所と同じ敷地にカフェを併設しています。
このカフェでしようしている食器は全て西海陶器が販売している食器です。
このカフェは本当にオシャレで、外から見ているだけでワクワクしてます。
陶器巡りで疲れたら、ここで休憩するのもいいかもしれません。
Common(コモン) おすすめランキングTOP5
このコーナーでは、コモンのおすすめランキングを紹介していきます。
このランキングですが、使いやすさを重点的に考えて紹介していきます。
TOP5 プレート21cm
この21cmのプレートは、どんな場面でも活躍してくれる一枚です。
大きすぎず小さすぎずのサイズ感です。
朝ごはんの場合は、目玉焼きとウィンナーをのせたり、トーストをのせたりしたりするのにぴったりの一枚です。
万能のプレートを言っていいと思います。
TOP4 汁椀
陶器だけではなく、メラミン樹脂に素地に、天然の漆を塗った汁椀は高級感がありながら、毎日の味噌汁を美味しく演出してくれる優れものです。
カラーバリエーションは、REDとBLACKの2色で展開されています。
TOP3 プレート90mm(豆皿)
新しく仲間入りした90mmのプレートは漬物やバター、ピーナッツなどをいれるのに最適なプレートです。
あると便利一枚。西海陶器のこだわりが感じられる一枚です。
TOP2 オーバルボウル230mm
カレーとサラダを一緒にワンプレートで盛ることができる一皿です。
普通なら、かれーとサラダは一枚ずつ盛りますが、このプレートがあればワンプレートで盛ることができます。
できるだけ洗い物を出したくない方にはおすすめです。
TOP1 マグ330ml&ポット500ml
最近は家にいることが増えましたが、自宅でのコーヒーやティータイムを楽しくしてくれるのが、このマグとポットです。
見ているだけで、なぜか癒されている。
そんな時間が新しい生活仕様には必要です。
室内でどう過ごすかは、これからの生活を良いものにできるのかの鍵となるでしょう。
生活のパートナーとして使ってみてください。
マグ330ml
ポット500ml